2台の無線機(HF,V/UHF)でJTDX+JTLinkerを使ってHamLog
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    20201123

                                    ・HamLogの設定
                                    ・
 1.JTDXの設定
  まず、1台目の無線機(FTDX101)のJTDXが使える状態になっていること。
  
     例:jtdx.exeが、C:\JTDX64\JTDX\bin\にある場合
       ・JTDX-2.2.0-rc156_1win64.exeを実行すると
        Cドライブの「JTDX64」フォルダーの「156_1」というフォルダーに作られる
           
       ・「156_1」を「JTDX」にリネームして使っている。
         


  1.FTDX101用のJTDXを作る。
    コマンドプロンプトから、C:\JTDX64\JTDX\bin\jtdx.exe --rig-name=FTDX101 を実行すると
     C:\Users\・・・・\AppData\Local\の中に、「JTDX - FTDX101」というフォルダーが作られる。
    JTDXを終了する
     コマンドプロンプトからでなくても、デスクトップにあるJTDXのショートカットを右クリックし、
      プロパティを開き、リンク先の後に、「 --rig-name=FTDX101」をつけて実行しても良い。

  2.次に、IC-9700用のJTDXを作る。
    コマンドプロンプトから、C:\JTDX64\JTDX\bin\jtdx.exe --rig-name=IC9700 を実行すると
     C:\Users\・・・・\AppData\Local\の中に、「JTDX - IC9700」というフォルダーが作られる。
    JTDXを終了する

      

  3.もともとのJTDXフォルダーの中の、設定情報ファイルJTDX.iniなどをそっくりコピーしてリネームする。
     JTDX - FTDX101及びJTDX - IC9700の中のJTDX - FTDX101.iniとJTDX - IC9700.iniを削除し、
     JTDXフォルダーの中身をコピーする。
     JTDXフォルダーからコピーしたJTDX.iniを、JTDX - FTDX101.iniとJTDX - IC9700.ini
     にリネームする。

  4.コマンドプロンプトから、JTDXをFTDX101の引数付きで起動する。
     C:\JTDX64\JTDX\bin\jtdx.exe --rig-name=FTDX101
    今まで通りの設定で動作すれば、元の設定が引き継がれている。
    JTDXの画面の上に「FTDX101」と表示されているか。

  5.コマンドプロンプトから、JTDXをIC9700の引数付きで起動する。
     C:\JTDX64\JTDX\bin\jtdx.exe --rig-name=IC9700
    今まで通りの設定で動作すれば、元の設定が引き継がれている。
    JTDXの画面の上に「IC9700」と表示されているか。

  6.それぞれのJTDXを設定する。
   (1)JTDX - FTDX101
    ・Settings - General
      


    ・Settings - Radio
      


    ・Settings - Audio
      


    ・Setting - Reporting
      


    ・Settings - Notification
      



   (2)JTDX - IC9700
    ・Settings - Radio
      


    ・Settings - Audio
      


    ・Setting - Reporting
      



 2.JTLinkerの設定
   2つのJTDXのLogを共用する方法としては、ハードリンクを設定する方法がありますが、簡単な方法として
   JA2GRC-開発室に「JTLinkerを2台のリグで使用する方法」を投稿して、ご教授いただきました。
     JTLinkerのSetup→Decorder5のFilePathをJTDX - FTDX101にして、
     Decorder3を、JTDX - IC9700に指定する逆でもよい。
   この場合、Decorder3がJTDXに占有されてしまうので、WSJT-Xは使えなくなる。
   偶々、WSJT-XとJTDXのログファイル名とログ形式が同じだったため流用できたもの。
   JA2GRCさん、いつもありがとうございます。
      



 3.batファイルを作り、ショートカットをデスクトップに張り付け起動するようにした。

      

      
 
    FTDX101用バッチファイル
      echo JTDX-FTDX101,JTAlert,JTLinke,Hamlog bat
      start C:\JTDX64\JTDX\bin\jtdx.exe --rig-name=FTDX101
      start C:\"Program Files (x86)"\HamApps\JTAlert\JTAlert.exe /jtdx
      start C:\"Program Files (x86)"\JA2GRC\JT_Linker\JT_Linker.exe
      start C:\Hamlog\Hamlogw.exe

    IC-9700用バッチファイル
      echo JTDX-IC9700,JTAlert,JTLinker,Hamlog bat
      start C:\JTDX64\JTDX\bin\jtdx.exe --rig-name=IC9700
      start C:\"Program Files (x86)"\HamApps\JTAlert\JTAlert.exe /jtdx
      start C:\"Program Files (x86)"JA2GRC\JT_Linker\JT_Linker.exe
      start C:\Hamlog\Hamlogw.exe

    リンク先は異なる場合がある。
    ※個別にアプリを立ち上げ可能なように、JTAlertからの自動立ち上げは設定していない。


    おまけ
      batファイルを終了させてしまうと、JTDXが終了してしまうのでそのままにしておくと
       
DOS窓が残ってしまう。
       
     

     batファイルのショートカットのプロパティで実行時の大きさを最小化にしておく。
       






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